認定こども園あいの里は、国際バカロレア(IB)の初等教育 PYP の道内初の認定校です
国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)とは

国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)が提供する国際的な教育プログラムで、世界の国と地域で取り入れられています。国際的な視野を持った人材の育成を目的に年齢に応じたプログラムがあり、文部科学省も普及に力を入れています。
世界の複雑さを理解し、対処できるように、責任ある行動をとるための態度やスキルを身につけることを目的に、自ら学ぶ力、生涯学び続けられる力、違いを理解し協力し合える力などを育みます。
●年齢・目的に応じた 4 つのプログラム
PYP(3-12 歳)・MYP(11-16 歳)・DP(16-19 歳)・IBCP(16-19 歳)
国際バカロレアが示す IB の使命(The IB mission)
「国際バカロレア(IB)は、多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに 貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としています。
この目的のため、IB は、学校や政府、国際機関と協力しながら、チャレンジに満ちた国際教育プログラムと厳 格な評価の仕組みの開発に取り組んでいます。
IB のプログラムは、世界各地で学ぶ児童生徒に、人がもつ違いを違いとして理解し、自分と異なる考えの 人々にもそれぞれの正しさがあり得ると認めることのできる人として、積極的に、そして共感する心をもって 生涯にわたって学び続けるよう働きかけています。」
IB の学習者像(The IB Learner Profile)
「IB の使命」を具体化したもので、「国際的な視野をもつとはどういうことか」を具体的な人間像として表したものです。
子どもたちだけでなく、子どもの成長を支える Learning Community(家庭・園・地域社会)においてもこの価値を持とうとすることで、より良い 成長をサポートすることができると考えられています。

PYP(Primary Years Programme)
3~12 歳までを対象にした IB の初等教育プログラムです 精神と身体の両方を発達させ、積極的で思いやりのある生涯学習者になるよう支援します。

●教育の枠を超えた学習
PYP では、教科ごとの学習ではなく、いろいろな教科のアプローチを使って、人としての共通概念の理 解を促す、教科の枠を超えた「6つの教科横断的テーマ」を探究していきます。
就学前の学習では、この中から4つを選択して、探究活動を行います。
6つの教科横断的テーマ
私たちは誰なのか
Who we are
私たちはどのような時代と場所にいるのか
Where wa are in place and time
私たちはどのように自分を表現するか
How we express ourselves
世界はどのような仕組みになっているのか
How the world works
私たちは自分たちをどう組織しているのか
How we organize ourselves
この地球を共有するということ
Sharing the planet
Agency
Agency とはまなびへの主体性を意味しています。
まなびを進めていく中で、Voice(子どもの声・意見)、Choice(子どもの選択)、Ownership(意欲的な姿勢・ 責任をもつこと)が大切だと考えられています。
あいの里での取り組み
あいの里では、一人ひとりの個性やペースを尊重しながら、子どもたちが自ら考えて、発言する表現する場面を 多く設け、またお互いの意見や考えを認め尊重し合う環境を作っています。
答えが 1 つではないものや、正解はない問題に対して、子どもたちが自分で考えたり、お友だちと協力しなが ら自分たちなりの答えを探す、その「過程」を大切にしながら、考える力や多様性、まなびを楽しむ姿勢を育んで います。
まなぶ楽しさは次のまなびへ向かう原動力となり、得た知識や経験が力や自信に繋がります。 子どもたちの興味に寄りそい、まなびを広げられる環境づくりに務めながら、1 人ひとりが自信を持って自分で 考え行動できるようサポートしていきます。
★IBについて詳細はコチラをご参照ください